忍者ブログ

なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

© NPO法人フォロ

   

あいだ(3)

引き続き、逆さ男さんの手記を掲載する。
………………………………………………………………………………
僕は待ちゆくサラリーマンに、ときどき次のような質問をぶつけたくなるときがある。

「あなたは今の自分に対して、これが“いつもの自分”だと自信をもって言えますか?」

この質問に対して「はい」と答える人は少ないのではないか。今の社会では“いつもの自分”を保つことが、すごく難しい。こう書くと、「仕事の上では人間関係を良好に保たなければいけないし、自分は常に“ワンランク上の自分”を目指して自分磨きをしているのだ」という声が聞こえてきそうだ。本人が意識しなくとも、周囲から、そうけしかけてくる構造がある。この“ワンランク上の自分”という言葉だが、そもそも自分のランクが上だ下だという基準はいったい何なのか? つきつめれば、組織で上の立場の人間が下の立場の人間に言うことをきかせるための、あいまいなルールでしかない。それなのに、僕らはいつも(仕事以外のときまで!)、この自分のランクという価値観に追い立てられているような気がしてならない。

今の社会は、金で何でも買えるかわりに、金を手に入れるには、非人間的な競争が強制される。

 爪先立ちの
 靴がぼやいて言った
 踏んづけられまいとすればだ
 踏んづけないでは
 いられないのだが「満員電車」
(「満員電車」山之口貘/『日本の詩歌20』中央公論社)

しかし、非人間的な競争をつくった社会は、あるものを金で手に入りにくくした。それは、「自分らしく居られる居場所」である。 (つづく/逆さ男)


COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

Profile

HN:
なるにわ
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

Twitter

ブログ内検索

カレンダー

09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新コメント

[04/06 鳥居]
[02/08 みやすけ]
[01/13 山下耕平]
[01/13 M]
[11/21 山下耕平]

QR Code

携帯からもアクセスできます。

AD

PR
Copyright ©  -- なるにわ ぶろぐ --  All Rights Reserved
Design by CriCri  / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]