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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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「居場所」について-8

フリースクールなどを公的に認めさせて、学校と並べて選択できるものにしようという動きがある。以前、このブログにも、そうした動きへの反対意見を載せたが、ここではくり返さない。ここで再度考えたいのは、「選択」という発想そのものだ。

学校とフリースクールとを選択できるようになれば、不登校は楽になるだろうか? 私はちっとも、そうはならないだろうと思う。なぜなら、「あれかこれか」という発想は、カチンコチンになってしまうからだ。たとえば、学校よりフリースクールを選んだといった場合、その選択は、“リッパ”なものじゃないといけなくなってしまう。ゆるい居場所で日がなゲームしてます、というわけにはいかないだろう。どんなに「いい教育」のつもりでも、あんまりたいそうな理念を掲げると、かえって子どもを抑圧してしまうこともあると思う。そういう場合、揺れや葛藤が、より深く抑圧されてしまうように思える。

「選択」というのは、いわば交換原理の発想だ。「あれかこれか」の選択にかけると、交換価値を競うことになってしまう。そのとき、居場所から、言葉にしがたい“何か”が、抜け落ちてしまう。たとえば、2回目に書いた、信頼=Trustと、信用=Creditのちがい。居場所が、根拠なく信頼できる場ではなくて、交換価値があるから信用できる場になってしまうのではないか。

いま、「生きづらさ」ということが盛んに言われるのは、交換原理だけでは人は生きていけないということなんだと思う。きっと、交換原理にかけてはいけないものというのがあるのだ。 (つづく)

tom.jpg



「あれかこれか」で画像検索してみたら、
←こんなのが出てきた。

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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