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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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「居場所」について-12

居場所が、ゆるい場所であることを信条とするのは、世の中が、どんどんカチンコチンになっていくなかで、人と人が共鳴できるような、ゆるさこそが求められているからだろう。カチンコチンがほぐれることが、何より必要だ。

ところが、最近、居場所に関わっていても、難しさを感じることが多い。人間関係が、カチンコチンになりやすくなっている。そんなふうに感じているのは、私だけだろうか?

人が集まれば、かならずゴチャゴチャするものだろう。問題の起きない集団は、逆にこわい。ただ、問題が起きたら、話し合うなり折り合いをつけるなりして、そのつど調整していくものだと思う。しかし、そういう話し合いとか折り合いとか調整とかいうことが、すごく難しくなっているように感じるのだ。

不満なことや傷つくことがあっても、なかなか相手には言えない。言わなくても気持ちの整理がつくのならいいが、不燃ガスがたまってしまって、結局は、相手を「敵」にしてしまって、ようやく言える。あるいは本人には言わず、ネット上に不満をぶちまけてしまったり、対面のときは穏和なのにメールで激しい内容が送られてきたり……でも、そうなると攻撃的になってしまうし、関係は破綻してしまう。そういうことが、増えているように感じる。きっと、それはフリースペースなどにかぎって生じていることではなくて、あちこちで生じていることだと思う。

パソコンの原理ではないが、人間関係でも、二値的な思考が幅をきかせているように感じる。相手を敵か味方かに二分してしまって、全面的に味方になってくれるか、さもなければ敵か。どっちにしても、緊張感がとても強い。ふだんは、関係が破綻しないように、おたがいに相手を配慮し合っていて、やさしい関係のようだが、本音を出し合えないので、自分を開いても大丈夫と思えるような信頼にならない。

人間関係にあっても、往きつ戻りつする“ゆるさ”が必要なんだと思う。 (つづく)

gas.jpg


←“不燃ガス”で画像検索。ヘリウムもありました。
 不燃ガスは燃えないんだから、上記の比喩はまちがいかもと思いつつ……。


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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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