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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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「居場所」について-19

ニッチ=“すきま”が必要だと書いたが、いまの世の中、スキマだらけと言えば、スキマだらけだ。学校にしても、会社にしても、家族にしても、かつてほど一枚岩のものではなくなって、スカスカになっている。多様といえば多様だし、スキマだらけと言えば、スキマだらけ。ただ、そのスキマは除菌されて無菌状態というか、真空地帯になって窒息状態というか、もやもやとした空間ではない。もっと言えば、そのスキマは、「社会」からすべり落ちてしまうスキマにしかなっていない。すべり台社会というのは、そういうことだろう。往きつ戻りつできないのだ。だから、選択肢は多様になっても、強迫観念は増すばかりのように思える。

ニッチという言葉は、ベンチャー企業なんかがビジネスチャンスを見いだすときによく使われる。それは、社会のすみずみまで、くまなく商品化され尽くしたように見える社会にあって、まだ商品価値になるスキマを探そうということだろう。そして、このスキマだらけのすべり台社会のなかで、そこに生きる不安や苦しささえも、ビジネスの対象になっている。あるいは、このスキマのキツさを埋めるために、精神医療や心理療法が要請されているとも言えるだろう。

しかし、それがキツいからといって、ちょっと以前まで成り立っていた一枚岩の学校や会社が望ましいというわけでもないだろう。それはそれで、抑圧的だったにちがいないのだから。

私が夢想するのは、スキマをかもして“すきま”にすること。スキマだらけの社会構造を逆手にとって、スキマに居場所をかもし出すことだ。 (つづく)

kamosu.jpg

←出雲市にあるカフェだそうです。和風カフェなのに、なぜか外観はキッチュな洋風ですね。
 


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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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