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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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裁判の傍聴

メンバーのひとりからの提案で、裁判を傍聴してきた。とくに目当ての裁判があったわけではないが、裁判というものを傍聴したいということで、大阪地裁に行ってきた。
傍聴したのは、妻が夫を殺害した事件の証人尋問。傍聴席はほぼ満席で、とくに強い動機をもっての傍聴でないだけに、少し後ろめたい気持ちで席に着いた。

事件の内容については、ここで書くこともないと思うので省くが、裁判には、いつも空疎なものを感じてしまう。なぜなら、裁判でのやりとりは、当事者を置いて、空中戦をやっているようにしか感じられないからだ。
今日の裁判で言えば、こういうことだ。証人は、精神鑑定を行なった鑑定医。検察と弁護人が、それぞれ質問する。検察側は、鑑定書や被告の病状について、重箱の隅をつつくような質問を繰り返し、心神耗弱ではないことを裁判官に印象づけようとしていた。弁護側は反対に、被告が、いかに通常ではない状態に追いつめられていたかを印象づけようとする。しかし、なぜ殺害したかなんて、当人にすら、わからないことかもしれない。裁判では、実際に起こったこととは別に、検察と弁護人のストーリー合戦が行われているようにしか思えない。そこでは、真実が探られているわけではない。にもかかわらず、裁判官は、そのストーリーのなかから事実を認定し、判決を下す。仕方のないことなのだろうが、裁くというのは、いったい何なのかと、ある種の空恐ろしさすら感じる。
(やました)

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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