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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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ひきこもり名人、来る。

10月16日、「働かないで、どうするの?」と題して、ひきこもり名人、勝山実さんをお招きして、公開づら研を開いた(づら研は、生きづらさからの当事者研究会)。
 
勝山さんとは、以前に一度だけお会いしたことがあったものの、お話をゆっくり聴いたのは初めてだった。話はよかった。後半の、公開づら研のやりとりは、なおよかった。なぜ、よかったかと言えば、参加者から本音がいっぱい出て、それに対して勝山さんがオタメゴカシをまったく言わず、踏み込んでツッコミを入れてくれ、話し合いが深まったから。
 
内容以前として、勝山さんには徹底したスタンスがあったと思う。それは、サクセスストーリーにはけっしてさせないということだ。経験談は、サクセスストーリーに陥りやすい。「かつてしんどい時期はあったけど、いまは大丈夫、元気にやってます。だから、いまはしんどいあなた(のお子さん)も大丈夫」というような。そういう陳腐なストーリーへの徹底したアンチがあったと思う。
 
まず、前半のご本人の話は、遅々として展開しなかった。本音を言えば、著書と比べると、ずいぶんグダグダしているというか、著書がよいだけに「もっと聞きたいところがあるのに!」と、時計を眺めながら内心ハラハラしていた。しかし、経験について語るというのは、そんなにスッキリ整理されたものではないのが本当なのだろう。スッキリさせてしまうと、それはウソくさい陳腐な語りとなってしまう。そして、それは親の安心にはなっても、当事者本人の安心からは遠ざかってしまう。
 
参加者は81名と盛況だった。ただ、それだけに当事者にとってはしんどい会場だったとも言える。そういう点にも、勝山さんからは歯に衣着せることなく、ツッコミが入った。そういう状況へのアンチもあったのかなと邪推するが、ご本人からして、打ち合わせ時間には遅刻、休憩時間からもなかなか帰ってこない、質問中にはトイレに立って「ひきこもりには社会性がないですから」とシレっと言うあたり、勝山実は一筋縄ではいかないと思った。勝山さんは、カッコいい話で納得させるというのではなくて、自分の生身と本音をさらしてみせたのだ。だから、参加者からも生身と本音が出されて、そこでのコミュニケーションがあったのだと思う。
 
ここまで書いて、話の内容に触れてないことに気づいた……が、まとめられないので、印象的だったフレーズをいくつか。
 
・ふとんを干さないひきこもりは半人前だ。
・安心ひきこもりライフは、いつでもそこに帰ってこれる土台のようなもの。
・支援者には社会性がない。
・「たら・れば」の話をしても意味がない。
・何より、まず自分のことを考えましょう。
 

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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