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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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ジェンダー、恋愛、承認etc...

今日のづら研は、ジェンダーがテーマだった。前半、貴戸理恵さんに講義をしてもらって、後半は男女別で話し合った。前半の講義は、近代家族論に始まり、恋愛というものが、いかに近代に形づくられてきた価値観かということを示していただいたように思う(ざっくりしすぎているが、ご容赦を)。その講義を受けて後半、男性部会のほうは、おもに「承認」をめぐる話となった。異性に求める承認と、同性に求める承認がちがっているのはなぜか? 異性に何を求めているのか?

「同性との関係は、いわば戦場における戦友のような感じ。異性に求めるのは、戦場から帰ってきた自分を癒してもらいたいという感じ」「ほんとうは母親から認めてほしかったという思いが根っこにある」「異性に承認してほしいという気持ちは、ややもすると際限ないものになってしまい、危険だと思うことがある」といった率直な声があった。話し合うなかで出てきたのは、承認してほしいと求めてばかりいても関係は成立しないし、せっかくの関係が破綻してしまうことも多い、ということだった。
 
野宿者支援の活動をしているAさんは「野宿者のなかには、誰からも承認されず、アルコールやギャンブルに依存している人も多い。人は承認がないと生きていけないのだと思う」と話していた。野宿者にかぎらず、自分の存在が受けとめられていないという不安から、いろんな依存症は生じていると言えるのだろう。
 
Aさんは、また次のようなことを語っていた。
「だから、偽物とわかっていても、二次元や恋愛ゲームでも愛を求めてしまう。野菜から栄養を摂るのがほんとうでも、栄養がないと死んでしまうからサプリメントを飲むみたいに。でも、野菜にはほんとうは苦みもあって、苦さもあるのが愛なんだろうけれども、サプリには苦みがない。苦みを受けいれることが大事なのに、人間関係において、そういうことがなくなってきているように思う」
 
言い得て妙だなと思った。たぶん、相手が人間なのに、サプリ扱いしてはいけない、ということでもあるだろう。女性部会の声はちゃんと聞けていないが「サプリ扱いするな!」という経験を持つ女性は多いような気がする……。最後におたがいの報告をした際には、女性から「異性としてではなく人間と人間として関係したいのに……」という声もあった。
 
今回の話の流れから、次回は、承認をテーマに、Aさん含む男性2人にレポートしてもらうことになった。その後、女性からも同じテーマでレポートしてもらったらよいのではということになっている。
 
※参加者のなかには「自分は異性でも同性でも極端には変わらない」と話していた人もいて、男性/女性というのは、簡単に引ける分割線では本来ないだろう。



 

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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