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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
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おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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大阪市トンデモ条例について-3

トンデモ条例を起草した人は、発達障害について無知なだけではなく、ここに列挙された不登校、ひきこもり、虐待、非行などについても、まじめに考えたことはないだろう。つまりは、ムカツキを吐き出すための異物としての記号でしかないのだ。だから、それぞれの文脈に即してみればトンデモな暴論が、堂々と述べられている。当事者や直接関わりのある立場から、その乱暴さをきちんと批判しておく必要はあるだろう。正直、話が通じる相手には思えないので、疲れる作業にはちがいないけれども……。
 
ただ、誤解を恐れずに言えば、このムカツキそのものは、共有してしまってよいと思う。過去を幻想的に美化するのはまちがいだが、条例案を否定したいがために、現状を肯定する(昔より今のほうがマシ)という図式では、たとえ条例案を引っ込めさせても、出た頭を叩いたことにしかならないだろう。
 
第一、「親学」だとか言っているのは、維新の会単独ではない。国会議員超党派の議員連盟(安倍晋三会長)がこの4月に発足し、“「親学」を推進する法律の年内制定を目指し、政府に推進本部を設置することや、地方自治体での条例制定、国民運動の推進”をうたっている。トンデモ条例などと笑っていられない状況だ。
 
ハシズムを支えているのも、現状へのムカツキだろう。ハシズムを嘲笑しても、勢いは止まらない。ムカツキの根に届く言葉が、しかも安易な幻想ではない言葉が必要だ。

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  • by Y・M
  • 2012/05/10(Thu)14:32
  • Edit
度々失礼いたします。
発達障害の原因を親の愛情不足に求めていることに対する非難には同意できますが、どうも最後にはハシズム云々とイデオロギーの対立臭を感じてしまい、素直に受け止めることができません。
橋下市政においての子育て政策は確かにカットされているものも多くあるのでしょうが、その一方で彼は私立高校無償化や給食の普及などに力を入れています。私は家庭があまり裕福ではなかったので、高校は公立しか選択肢がありませんでしたが、そのような境遇の子どもにとってはかなり有り難い制度です。貧困の連鎖を解消するためにも有効な策の一つだと思います。
給食に関しても、私の中学の同級生は母子家庭で、お弁当作ってもらえないからとカップラーメンを持ってきていました。その彼は明るいキャラでそのことをギャグにして笑いを誘っていたのでまだ救われますが、人によっては虐めに合う要因にもなります。
橋下氏は財政が赤字である以上、万人に受ける政策など作れないと認めていますし、あとは何を優先するかの問題だと言っています。

今回の条例案が短絡的なのはバカな私にも分かりますが、昔を美化し、回帰を願う感覚も私は持ち合わせています。電車に乗っていて自分の子が靴を履いたまま椅子に立っていても我関せず携帯に夢中の若い母親などを見ていると、その母親が受けた教育(特に家庭での)が大きく影響していると思わずにはいられません。こんなのは昔もあったのかもしれませんが、社会的マナーは“世間体”を気にするこで育まれていくのだと思いますし、そのきっかけは家庭や地域の大人が与えるものだと考えます。現代はそのきっかけや関わりが少なくなって、どんどん利己的になっていってるのは事実だと思います。それが一般的な多くの人の時代認識でしょうし、何らかの方法・手段でこの流れの修正を試みることは社会的要請だと思えたりもするのです。


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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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