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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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熊野にて-2

今回、出会った人のなかで、共育学舎の三枝孝之さんは、とりわけステキな人だった。私自身、お会いするのは三度目なのだが、三枝さんとお話するときは、あまり言葉を尽くさなくても話が通じるので心地がよい。よく田舎で農業体験とかいうと、ひきこもりや不登校の当事者に「よい経験」をさせてあげて、就学や就職をできるよう「支援してあげたい」みたいなところが多いが、そういう支援臭や説教臭さがまったくない。そのためか、集まっている若い人たちも、へんに語りたがる人たちではなくて、何か根の部分で共鳴できる感じがした(むしろ、こちらの口数の多さが恥ずかしい……)。
 
「農業というのは自営で、つまりは自分の裁量で生きていけること」と三枝さんは話す。種をまけば作物は育ってくれるわけで、収量を上げるために工夫もできるが、さほどがんばらなくても、育ってはくれる。自然の恵みであると同時に、自然は予期せぬことも起き(昨年の水害で共育学舎も甚大な被害を受けている)、そのままならない自然を相手に、自分のできることをして生きていく。ひたすら換金するために、自分のペースを超えて自分や作物に無理をさせるのではなく、自分たちの食べるぶんを確保することを第一にして、あまったぶんは換金する。それ以上は目指さない。そのように語る三枝さんは、軸がブレないというか、とても自在に生きているように思えた。
 
「多くの人は学校教育のせいか、自分の外に正解があって、それに合わせて生きないといけないと思っている。だけど、そんなものはどこにもなくて、自分の中にあるものを大事にすればいい」「いまの世の中の仕組みは破綻しているのだし、若者は立ち止まったほうがいい」などなど、共感できることをたくさんおっしゃっていた。
IMG_7164.JPG
 
おいしいご飯をたくさんいただいて、少しだけ農作業(田んぼの草取り)を手伝わせていただいて、わずかの滞在のあいだに、ずいぶん、いろんなものをいただいたように思う。お世話になったみなさんに感謝の念を込めつつ、ご報告まで。





写真は田んぼの草取りのようす。いまは除草剤を使うのが一般的なので、使わなくなった道具だそうです。
田んぼにはオタマジャクシやらイモリやら、小動物がたくさんいました。
 

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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