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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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ヘルパーの仕事について

今日のサロンでは、ヘルパーの仕事をしている、なるにわ参加者二人に、話をうかがった。
二人とも、登録ヘルパーとして働いている。資格で言えば介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)で、おもに利用者の家に派遣されて、在宅介護をしている。仕事内容は、食事、洗濯、買い物、排泄介助や寝返り介助、ベッド移乗、吸引介助、胃ろう、外出介助など。

利用者は、障害名で言えば、知的障害、自閉症、ALS、統合失調症など。視覚障害や聴覚障害の利用者はあまりいないとのこと。

仕事をしていて、つらいことは何か聴いてみたところ、まず、「板挟みになること」との話があった。ヘルパーは、ややもすると、利用者、事業所、家族の三つどもえの板挟みになってしまう。とくに利用者の側に立とうとすると、板挟みになる。たとえば歯磨きひとつでも、利用者本人はさほど必要と感じてなくて、たまにサボることがあると、事業所から怒られてしまったりする。

また、利用者とのコミュニケーションが難しいときはつらい、という話があった。たとえば、ALSの利用者さんの場合、文字盤やPCを通じて、一文字ずつのコミュニケーションになる。何より利用者本人がもどかしいことと思うが、ヘルパーのほうも大変にちがいないと感じた。

逆に、うれしかったときのことを聴くと、感謝してもらえたとき、家族との関係がうまくいっているとき、おつかされさまの一言があったとき、つながっている感じが持てているとき、という話があった。

つらいことも、うれしいことも、作業内容そのものではなく、コミュニケーションにあった。まあ、これはどの仕事にも言えることかもしれない。また、ヘルパーの仕事は言葉ではなく身体を通じてのコミュニケーションでもあるので、そのあたりの呼吸がつながっていることが、大事なのだろうと感じた。「言葉を発語しない人でも、こちらの言っていることは伝わる」という話もあった。

言語以前のところでの関係性が、「支援」の質を決めるのかもしれない。そういう意味では、板挟みになることがあっても利用者の側に立とうとしながら仕事をしている、お二人の姿勢には、頭が下がる思いがした。

そして、それはまた、あらゆる「支援」の現場にも通じる話だと思った。(山下耕平)

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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