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なるにわ ぶろぐ

「なにものか」でなくともよい場所、なるにわのブログです。
なるにわの活動、づら研などについて
おもに、コーディネーターの山下耕平が書いてます。

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問々タイム:原動力について

時計の針をまきもどしまして、2月6日。
なるにわの一室ではおこたに肩を寄せあい、まんなかには差し入れのおかし(季節がら、きれいにラッピングされたチョコレートもあったりして)、それぞれの手もとにはあたかい飲みもの。カップや湯のみからあがるひかえめな湯気(でもメガネはくもる)。
これはいつもの冬の光景。わたしにとっては見慣れた少しの退屈と、平和の象徴。
ぼちぼちと、問々タイムが始まろうとしています。

はて、「問々タイム」とはなんぞや? と思われたみなさまにご説明。
これなる時間は、日ごろなんとなく疑問に思っていながら、なかなか人には言えない、聞けない思い、考え。ひとりでぐるぐる、悶々としているくらいなら、問いのきっかけに変えてしまうのもアリじゃない? と「悶々」の読みに「問」の字を当て、「問々タイム」の誕生です。つまり、「といとい」じゃなく、これで「もんもん」と読ませるんです。
ないなのなら つくってしまえ もんもんタイム(字あまり)。
ネタをあかせばテーマを決めて、それについておしゃべりする時間ってことなのですが、ネーミングにこだわってみたりみなかったりするのがなるにわです。

●原動力?
さてさて2月6日ですよ。この日のテーマは、ずばり「原動力」。
ふだん「お金がない」とか「余裕がない」、さらには「やる気がない」など、なにかとないないづくしな我々の「原動力」って一体なんでしょう? という問いかけです。
考えてみれば、ないないとこぼしながらもいちおう生きてるわたしたち。
そもそもどうして、「なるにわ」にみんな関わってるの?
づら研なんてめんどうくさいこと、わざわざやってるの?

「やったー! 明日はなるにわだ! みたいな感覚は全然ない」とは、なるにわとお付きあいの長いメンバーの声。
「そもそもモチベーションなんて気にするのは最初だけちゃうん?」
たしかに、長く続いてることって、もう習慣になってるものね。だいたい、ワクワクしようにも、ワクワクするのだってエネルギーはいるじゃないか、とあがる声あり。
「自分は半年ぐらいガーッてハマるけど、飽きてしまう。そしてまた別のことにハマる」
じっとしているのが苦手な人だっているしね。
「原動力、なんて言葉はかっこいいかもしれないけれど、そもそもどうなるかわかっていたら最初からやってない、っていう場合もあるよ。なるにわもそうだし(笑)」
とはコーディネータの発言。
おいおい、って思いつつ、気持ちはお察します。
「でも、やってないとそれはそれで不安なこともある」
考え考え口をひらく、今回のテーマの発案者。
たとえば?
「人と会って、しゃべることとか」
ああ。わたしの場合、それに対する依存傾向を自覚しています……。
原動力かどうかは知らないけど、ずっとやってないと逆につらいこともあるよねって、うなずく一同。
コーヒーとかタバコとか(まぁ、人としゃべることとか)、自分の生活にしみこんでいる依存には、「なぁなぁ依存」とこれまたネーミングをさしあげたい、なんて思います。
こんな感じで、ときに脱線しつつも、さまざまな興味ぶかい意見がかわされました。
一部ですが、登場していただきましょう。

●ワクワク依存?
・そもそも、最初のモチベーションとなるワクワクって、長続きしない。だから飽きてしまうのでは?(うっ……。たしかに)
・ワクワクが長続きしないからこそ、日常は安定している。それが安心にもつながる。
・ワクワクを無理に求めすぎると、なぁなぁじゃない依存にハマってしまう(?)。エスカレートしたり、次々に依存対象がかわってしまったりする。(この「ワクワクさん問題」、けっこう話がつきませんでした)
・人に合わせて生きるのが処世術になってしまっていて、友人から八方美人ならぬ三十六方美人だって言われた(三十六方美人?!)。
・自分の原動力は人に褒められたいって感情だから、褒められたらそこで完了してしまう……。
・それはわかるよ。なるにわにだって、いいこと思いついたから発言しにいこうって思うもん。クリティカルヒットな発言をしたいって。
・なるにわに来ている理由? 晩ごはんを食べに来てるよ。
などなどです。

●希求、こいねがう
こうして記憶のひきだしをひっくり返しながらぽつぽつとキーボードをたたいているわたし、書き手であるところの野田も、今回のテーマ「原動力」について、つらつらと考えました。

原動力……。なにかを始めるときの気持ち。自分を突き動かすもの。
わたしにとって、それはたぶん、誰にとってもままならない現実に対する、「それでも」って思う気持ち。希求するもの。こいねがうこと。
なんだかいきなり日常ではあまりつかわない単語がでてきて、中2病もいいところなんですが(そしそれは否定しないのですが)、希求っていうのは読んで字のごとく、のぞみ、もとめること。こいねがう、はもともと少女マンガで知った言葉なんですが、あらためて調べてみると「つよく願う。切望する」それらの「古風な、ややあらたまった言いかた」とのこと。漢字では「乞い願う」または「希う」。

ふむふむ。なんとなく、キーワードになってくるのは「希」なのかなと思います。現状に対して、「どうせこの程度」とタカをくくってしまったら、原動力は生まれたそばから消えてしまう。
誰も代わってくれない自分の人生。生きる世界、世の中。
生きていることの実感や、その手ざわりをきちんと感じて生きていきたい。
うまく伝えられるかわからないのですが、あんぱんまんのテーマソングや、中島みゆき作詞、TOKIOの「宙船」のサビの部分のイメージです。
なにごとも、まじめに考えすぎるのがわたしの性分で、実際の問々タイムでも、「わかる気がする」という声もあり、「そうかなぁ?」という声もあり。
でも、それでいいんだと思います。
それぞれの問いをかさねて、もっといえば響かせあって、「悶々」を「問々」に変化させていく時間、それが問々タイムであればと思うわけでして。
後半、やたらかっこつけた感じになりましたが、こうして短くはない感想を書いているわたし自身、「いいこと思いついたから記録しておこう」って気持ち、もちろんありますしね!
(野田彩花)

※ちなみに次回問々タイムは、3月12日(土)15時半より、「おくすりの話」を予定してます。薬の作用・副作用など、具体的なことについて情報をシェアしようという提案です。

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「なにものか」でなくともよい場所、なるにわ(NPO法人フォロが開いてます)。毎週土曜日の午後にサロンを開いているほか、づら研(生きづらさからの当事者研究会/月に1回)、終末ティータイム、冊子『もじにわ』刊行、なるにわラジオ配信などの活動をしています。ブログは、おもにコーディネーターの山下耕平が書いています。

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